眼科医がおすすめするコンタクトはワンデーで乾きにくいものはこれだ!
こんな人の悩みを解決します。
大丈夫!この記事を読めば解決します!
本記事の内容
・ソフトコンタクトレンズを選ぶポイント2つ!
ー1.酸素透過率が良いもの を選ぶ
ー2.感染が起きにくいもの を選ぶ
・厳選した結果のおすすめ4選!ワンデーで乾きにくいのは圧倒的に・・・
・関連するお悩み
・まとめ
注意
個人の意見でもあるのでこれが絶対間違いない、というわけではありません。コンタクトレンズの使用に関してはかかりつけの眼科医の意見に従いましょう。
ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズの違いについては後日記事を追加する予定です。
ソフトコンタクトレンズを選ぶ時のポイント2つ!
数あるソフトコンタクトレンズの中で、選ぶ際の気を付けるべき項目は以下の2項目です。
ポイント
1.酸素透過率が良いもの を選ぶ
2.感染が起きにくいもの を選ぶ
<1.酸素透過率の良いもの を選ぶ理由は?>
私たちは、普段「呼吸」をしています。同じように、眼の角膜という組織の一番内側にある「角膜内皮細胞」という細胞も「呼吸」をしています。
酸素透過率とは簡単に言うと「どれくらい眼に酸素が行くか」ということを表した数字です。
つまり、この数字が大きいほど、酸素がきちんと「角膜内皮細胞」に届いているということなのです。
具体的な数字の目安として、酸素透過率(DK/L)が、80を超えていることを目安にするとよいです。
これ以上あれば、裸眼での酸素分圧に近い酸素分圧が角膜にかかっているということになります。
コンタクトをしていても、していなくても同じくらいの酸素が角膜内皮細胞に届いているということです。
では、低い場合どうなるのでしょうか。
そうなんです。「角膜内皮細胞」が死にます。しかも、この角膜内皮細胞という細胞は非常にセンシティブな細胞なので、死んだら2度と再生しません。
再生しないということは、減る一方ということです。
では、減り続けるとどうなるのでしょうか。
「角膜内皮細胞」の主な役割である、次の二つの機能がきちんと働かなくなります。
角膜内皮細胞の役割
・角膜の透明性を維持すること
・水分の調節をすること
つまり、
角膜内皮細胞が極限まで減ると
- 角膜の透明性が維持できない⇒濁る
- 水分の調節ができない⇒水分がたまって、浮腫になる
ということです。この状態の病名を水疱性角膜症と言います。
水疱性角膜症になってしまった場合、治療法は角膜移植しかありません。
角膜移植した後の人の平均の矯正視力は0.3くらいと言われています。矯正視力というのは眼鏡やコンタクトレンズをしても、0.3ということです。
ちなみに、正常であれば矯正したら1.0以上は出ます。矯正しても1.0でない人は眼に何かしらの異常があるということです。
そうです。
酸素透過率の良い素材はシリコンハイドロゲルという素材でできています。
なので、酸素透過率(DK/L)がわからない場合は、できるだけ、シリコンハイドロゲル素材のものを選ぶべきです。
ポイント
酸素透過率(DK/L)が80以上のものを選ぶ。
わからない場合はシリコンハイドロゲル素材のもの。
<2.感染が起きにくいもの を選ぶ理由は?>
実は、コンタクトレンズに関する眼の病気で「一番深刻」かつ「防ぐことができたのに」という合併症はずばり感染性角膜炎です。
さきほど話した水疱性角膜症も怖いですが、角膜感染症の方が圧倒的に数は多いです。
感染性角膜炎とはいったいどのようなものでしょうか。
画像を見た方はわかると思うのですが、きれいなはずの眼が細菌やウイルスの感染によってやられてしまっています。
感染性角膜炎とは、簡単に言うと「ばいきんが眼に侵入しちゃった状態」です。
こうなったら視力の回復は絶望的な場合がほとんどです。
では、どうして感染が起きるのでしょうか?その理由は主に次のものです。
ココに注意
つまり、ワンデー以外のソフトコンタクトレンズが感染を引き起こしているのです。
確かに、値段のことを考えると、毎日着用する人はワンデー以外にしたい気持ちもわかります。
しかし、このブログは個人で運用していることも踏まえてあえて断言しますが、ソフトコンタクトレンズを付けるならワンデー一択です。
ワンデー以外でお金を節約するなら、せめて、洗浄はしっかりしましょう。
それに自信がない人は絶対にワンデーにするべきです。
ポイント
選ぶならワンデー。
眼科医がおすすめするコンタクトはワンデーで乾きにくいものはこれだ!
以上2点のポイントを押さえつつ、様々なソフトコンタクトレンズの中から厳選した結果、なんと当てはまるものは4つしかありませんでした。
1位 デイリーズ トータルワン (アルコン)
よく、CMでやってるあれですね。なにがいいんですか?というか、医者目線だとこれ、ダントツトップです。
DK/Lですが、なんと驚異の156です。
このコンタクトの特徴ですが、なんといっても、
乾きにくい!つけてる感じがしない!
というところです。それもそのはず。水分含有率がコンタクトの表面は100%なのに、真ん中は33%というサンドイッチ構造になっているからです。単純に含有率が100%だと、眼の表面にある水分を全部コンタクトが吸収してしまい、実はぱさぱさになってしまうのですが、そこを解決したコンタクトかつ、酸素透過率も高く、本当にこれが最強のコンタクトと言えるでしょう。
2位 ワンデー アキュビー オアシス (J&J)
気付いた方もいると思いますが、乱視用もあります。※別ページで詳しく解説していきたいと思います。
DK/Lですが、驚きの121です。
3位 ワンデー アキュビー トゥルーアイ (J&J)
ここで、まさかのアキュビー2連ちゃん来ましたね。流石Johnson&Johnsonです。
DK/L値は118となっております。
使用感としては、やはり1位のデイリーズトータルワンには勝てません。トゥルーアイの場合、若干ふにゃふにゃしていて、最初に指の上にしっかり乗せにくい印象があります。
4位 マイデイ (クーパービジョン)
おしかったですね。3位入賞ならず。ですが、クーパービジョンはコンタクトレンズ界隈でも品質に力を入れている会社で信頼と実績があり、しかもDK/Lは100と十分です。
関連するお悩み
さて、上記2点のみでソフトコンタクトレンズのランキングを紹介いたしましたが、実際には以下のような疑問が思い浮かぶ方もいらっしゃるかと思います。
ここはどうなの?
・ドライアイなんですが、どうしたらいいの?
・乱視が入っていると言われたのですが、どうしらいいの?
・近視が強いと言われたんですが、大丈夫ですか?
・まだ中学生~高校生なんですが、大丈夫ですか?
・オルソケラトロジーってどうなの?
・レーシックってどうなの?
・最近はやりのICLってなあに?
・白内障って・・・?
上記の質問に関しても、随時記事を更新していく予定ですので、更新したらリンクを貼っておきますね!
まとめ
今回は、ソフトコンタクトレンズに関して知っておいた方がよいポイントを2つ紹介いたしました。
ポイント
1.酸素透過率(DK/L)の高いものを選ぶ。
80以上あれば安心。わからなければシリコンハイドロゲル素材のもの。
2.感染が起きにくいものを選ぶ。
ワンデー一択。
上記2つのポイントから選ぶと4つしかありませんでした。
つまり、医師の僕がお勧めするソフトコンタクトレンズは4種類しかありません!
ですが、あくまで個人の意見です。
また、そうは言ってもハードコンタクトレンズの方が適応のある方もいらっしゃるし、女の方ならばカラーコンタクトレンズについても知りたいという方もいると思います。
安心して下さい!後日解説します!
ということで、ブックマークをよろしくお願いします!ではまた!