これを言ってしまうと、自分の運営しているブログが黒歴史であるということを認めてしまうことになるが、仕方ない。
事実だからだ。
そして、黒歴史であるのにも関わらず、なぜ僕がこういうブログを書いているのかという理由について少し話してみようと思う。
簡単に理由を箇条書きにすると下記のようになる。
- 自分の思考を表に出してみたい
- 考えていることがコロコロ変わることが面白いので、しばらく時間が経ってから読み返すと意外と面白い(自分の書いたことだから)
- 自分を客観的に見つめる機会になる
- その当時の思い出が蘇ってくる
- 自分で自分のことを笑かしたい(面白いかどうかは自分で決めるので他人が読んで面白くなくても良い)
ざっとこんな感じだろうか。
決して、ブログで稼ごうとか、そういう気持ちはない。と、言いたいところだが実は最初のきっかけはブログでアフィリエイトをして稼ごう!という目的が入っていたことは否めない。しかし、自分のこのブログのテーマが一つではないし、ブログだけで稼ごうと思ったら、「WordPressでのアフィリエイトブログ作成の手順を徹底的に写真や図を120個使って解説!」的なそういう細いところまで詳細にフォローするマニュアル的なブログを書かなければいけない。そんなのはめんどくさい。てか、既にそういう誰かがやっていることを自分も真似してやる気が起きない。
ということで、結局自分が好きことを好きなように書くブログになってしまった。
もはや、ブログを開設して2年も経過。
テーマはグチャグチャ、内容もはちゃめちゃで、短い記事もあれば、結構最初の方は頑張っていたからちゃんと長い記事もある。
これらは、全て僕の「黒歴史」である。黒歴史である理由は
- 自分が一般人だから
- 自分以外が読んでも面白くないから(自分の書いた文章は自分で読むと面白いけど)
- 誰も読まないけど、俺を実際に知っている人が読んだら俺の闇を垣間見ることができるから
だ。それでもやめない理由は結局のところ、自分で文章を書くのが好きだからだ。(下手だけど)
では、有名ブロガーたちはどうか?
有名ブロガーたちは?
ブログを書く意味について考えてみた。
そもそも、他の人のブログを自分がよく読んでいるかと言われれば、全然読んでいない。
確かに、αブログや、俺の遺言を聴いてほしい、まじまじパーティ、ヒトデせいや、など有名なブロガーのことは知ってはいるものの、分析したことすらない。
読み込んだこともない。
なぜ知っているか、と言われれば、
αさんは単純にめちゃくちゃ面白いブログを書いている人だし、
俺の遺言を聴いてほしい、のヒデヨシさんの記事も単純に世間の話題や自分に起きた出来事を面白おかしく書く人だし、
まじまじパーティのあんちゃさんはおしゃれな賢い女の子なのに書く文章にちょっとした毒が入っていて面白いし、
ヒトデせいやさんはブログで稼ぐことに特化してわかりやすく記事を書いている教科書の編集者みたいな頭のいい人だし、
ちょっとみんな面白いし、すごすぎる。
書く文章がすごいから知っている、面白いから知っている、だけど実際には知っている止まり。
それでも、ヒトデせいやさんはめちゃくちゃ稼いでいるし実際に記事からアフィリエイトリンクを踏んでいる人がたくさんいるということだろう。
稼いでいる額が、月に500万〜1000万というから、桁が違う。
では、稼ぐということに焦点を当ててみよう。
稼ぐということに焦点を当ててみる
まず、アフィリエイトで月に100万円稼ぐためにはどれだけの人を集める必要があるかということについて、
フェルミ推定をやってみることとする。
フェルミ推定とは、Googleの試験などでも出てくるような考え方のことで例えば「日本に電柱は何本ありますか?」というような誰も答えを知らないような問題に対して、どのようにアプローチするのか、というそのアプローチ方法のことである。
アフィリエイトの単価が1契約当たり千円だとして、月に100万円稼ぐためには、1000人の人がそのリンクから契約をしないと稼げない。ということは、そもそもそのブログへのアクセスが少なくとも10万人くらいのアクセスがないと難しい。
10万人と言えば、ディズニーランドが大体1日4万人くらいだから、簡単にいえばディズニーランドよりも人が集まっていることになる。
一つの記事にそれだけ人が集まることは、まぁそんなにないと思うから、1記事当たり100人集まるとして、1000記事くらい書かないと10万人を集めることはできない。
毎日100人が集まる記事というのは、毎日普遍的に、誰かが検索するようなワードで面白い記事を書かないといけない。
それで、3年間ほぼ休まずに書いて、月に100万円になるのである。
もちろん、こんな単純な計算だけで実際の仕組みはキラーページと呼ばれる収益性の高いページに誘導するためにたくさんの記事を書いてそこからキラーページに誘導する、などの戦略も関係していくのだが、おそらく今僕が考えたことは少しはかすっている要素があるだろう。
そう考えると、毎日100人が読みたくなるような記事を書く、という目的ができる。
それを毎日毎日、1000日以上続けて、1000記事できた頃に、稼げているか稼げていないかは、途中で収益できそうかどうかでわかってくるとは思うが、かなり厳しいことであることには間違いない。
副業でやるには相当な覚悟が必要だ。
当たり前だが、自分の人生を削って、努力して、頑張って、その稼ぐ仕組みを作れた人にだけ、報酬が待っている。
仕組みを作るのは相当しんどいのだ。
それ以外に目的は?
では、稼ぐこと以外にブログを書く意味はあるのか?
はっきり言って、「ない」。
意味なんてない。
というか、たいていの記事は、黒歴史だ。
大体、日記のような形で文章で日常にあった出来事を書くと、黒歴史になる。
しかも、このインターネットというものすごく開かれた媒体に公開なんかしてしまって、恥ずかしい以外の何物でもない。
それなのに、書いてしまうのは、「自分が書いた文章を誰かが読んでいるということを想像するだけでなんとなく、気持ちがよくなるから」だ。と、書いてしまうのも、気持ち悪い。黒歴史だ。
こうやって、また今日も一つ、僕の黒歴史がネットに刻まれた。
この感覚は、あれに似ている。
そう、株だ。
株式投資なんて、
S&P500に全部ぶっこんで、放置。
これでいい。
なのに、ちょこまか取引して、損をする。
損をしているのに、なんか、楽しい。
え?
僕はマゾなのか?
そう、思ったこともある。
自分をより困難な状況へ追い込むことに快感を得るタイプのマゾなのか?
いや、そうではないはずだ。
儲けたいという欲があるからだ。
これと一緒だ。
心の奥底で、「ブログで稼げたらいいな」という儲けたい欲がある。
その欲に負けて、記事を書く。
記事という名の、黒歴史になる。
「へへ。またやっちまったぜ。」と黒歴史をネットに刻むことで、損をする。
そうやって、周りの人におっちょこちょいと思われることに、快感を覚えているのか?
自分でもわからない。
なぜ、ブログを書くのか。
でも、なんとなく、上のような心理状態のような気がする。
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と、ここまで書いて、「やっぱり面白いな」と思った。
何が?と思う方がいると思うので、解説しよう。
まず、この記事の「有名ブロガーたちは?」より前の文章は、今さっきこの今のこの文章を書いている時間に書いたものだ。
そして、「有名ブロガーたちは?」というところから下のーーーーーーまでのところを書いたのは、実は何週間も前のことなのだ。
「まるで考えていることが違う」というか、「儲けたい」ってめっちゃ書いてるwwwwwwww
そうなのだ。マジかよ、これ、俺が書いたのかよ?というような、文章なのだ。
自分が書いたことは覚えているし、確かに、そういう気持ちだったことはそうなのだが、まさか、同じ記事を別の日に書いて、思っていることが違うことがまさにその記事の中で起きているとは思わなかった。
あぁ。だから、ブログは面白い。(完全にこれを思っているのは自分だけだけど)
多分、人の思考というものは、川の流れと一緒で、全く同じようなものはないのではないか、と思う。
時間が経過すると、全く違うことをこうも書いてしまうのか。
いや、これはもしかしたら僕だけではないのか?
自分の最近の行動を思い返すと、他人からの視線や見え方を気にして、本当に思っていることとは全然違うことを言ってしまう癖があることに気づいた。だから、「こういうふうに書いたらどう思われるかな」度合いによって書く内容がブレブレになってしまうのか?
同じ行動や思考ばかりするのが人なのでは?
ここまで読んで、あれ?と思った人もいるはずだ。
「普通は、同じような行動や思考をする人が多いのでは?」と。
その通り。
「あの人いつも同じこと言っているよな」というような人もたくさんいる。
というか、そういう現象は、この僕にも当てはまる。(あれ〜!!!!またさっきと言っていることが違う!!!)
この同じ行動をしてしまう、とか、同じような思考になってしまう、というのはその人の思考回路の特性なのだろう。
だから、思考を変えて、行動を変えて、運命を変えよう、という名言があるように、同じ行動ばかりとってしまう人がたくさんいるから、よく自己啓発本とかに「すぐに行動しよう!そうしなければ、今までと一緒だよ!」ということが書いてある。
そして、それは実際にその通りで、そういう本を1回読んで、行動しなかった人は、実はそっから先、いくら自己啓発本で行動を促されるようなことが書かれていても、「今までと同じように行動しない」のである。(実際の僕である)
全く、皮肉的で面白いものだ。
一般人が書くブログが黒歴史であるのにも関わらず、それでも書いてしまうのはなぜか、ということについて書くはずだったのに、全然違う内容になってしまった。
ま、いっか。