今やネットで稼げる時代。
という触れ込みで、いろんな人がオンラインサロンやらメルマガやらなんやらで、
「めっちゃ稼いでますぅ〜、普通に働いてる皆さんお疲れさんんんん!稼ぎ方知りたかったら私のメルマガかオンラインサロンへ!」
的な感じで情報商材屋さんとしてお金を稼いでいる人達がたくさんいる。
僕が実際にそういった類のものに片っ端から登録しまくって、実際には1円もお金は使わず無料部分だけで得た情報からだけだが、大体そういうところに書いてあることは「本買えばわかる」ことだらけである。
というか、よく考えたらそんなこと当たり前で、そういった情報商材屋の人達は自分にブランドをつけ、買ってくれた人にサンクスコストを意識させることでさらに神格化させる能力に長けているだけであって、情報自体にそれだけのお金を払う価値はほぼない。
なのに、いつまで経ってもそういう情報商材屋が消えないのは、いつまで経ってもそれに気づかずお金を払う人が存在するからで、これはこの前の記事でかいた「頭ではわかっているけれど」というのに似ている現象だ。この現象に名前をつけたいな。
さて、どうしてこういう話を始めたかと言うと、情報商材を馬鹿にしているが、実際にはしっかりとそれらに騙されている人の心を掴んでいるという点においては尊敬するに値する、ということを言いたかったからだ。
そして、なぜ尊敬しているかといえば、そんな詐欺まがいの手法でさえ使えずに、誰の心も掴むことができていない自分がいるからだ。
一生懸命に記事を書いたところで、誰が読んでいるかも分からない、それなのに書いているのは書きたいからだからだけど、それでもやっぱり誰かが読んでくれている、と思って書いた方が気持ちが良いに決まっている。
決まっているかどうかはわからないが、文章を書くということは、誰かに読んでもらうことを前提として書いているのであって、例えその誰かが自分であっても、読んで楽しい気分になる文章でなければ書いている意味をあまり感じない。
だから、いくら情報商材とはいえ、それらを買う人に向けて文章を書き、しかもその文章を読んだ人達がその高い高い商材を買おうという気になるような文章や、画像や見せ方でも、「それができる」というのは、ある意味才能なのである。
人の欲望の根源を分かっているということだ。
つまり、マーケティングなどにも生かせる可能性が出てくる、ということである。
だから、おれもなんでもいいから、誰かに強烈に求められるような文章でも画像でも何でも良いから、そういう「見せ方」ができるようにならないといけない。
難しいかもしれないが、やるしかない。
ある意味、情報商材を売る技術というのは本当に稼ぐ技術なのである。