金融の期待と物理的コストのねじれを追い、2008年型トラップのリスクを監視する日次レポートです。
2008年型トラップ監視レポート - 2026-06-03
1. 基本指標のチェック(買い場判定)
- Fear & Greed Index: 42。真の買い場目安15以下には未達で、恐怖はまだ浅い。
- VIX指数: 18台。真の買い場目安30以上から遠く、パニック売り局面ではない。
- S&P 500 週足 RSI: 58前後。目安30付近より高く、週足ベースではまだ過熱解消が不十分。
2. 2008年型トラップ監視項目
- 米10年債利回り: 株価が戻る一方で長期金利が高止まりしており、インフレ粘着性への警戒が残る。
- ビッグテックの業績とエネルギーコスト: AI向けCapExはなお強いが、電力・冷却・半導体コストの積み上がりが将来の利益率圧迫要因。
- IEA/SPRアップデート: 原油供給ショック時のバッファは細く、地政学イベントが起きると市場心理が一気に反転しやすい。
3. 総評と行動指針
現状はBear Market Trapの初期〜中盤。センチメントは改善しているが、金利とエネルギーの物理コストがまだ市場楽観を否定しうる。現時点ではキャッシュポジションを厚めに維持し、真の買い場シグナルが揃うまで深追いは避けたい。