「なにくそ」というハングリー精神
人生において、大切なのはハングリー精神だと思っている。
「なにくそ」と思わずに、何かを成し遂げた人なんかいない、とも思う。
立ちはだかる障壁があり、それを乗り越えるために努力なり、戦略なり、考えて考えて考えて、それでやっと乗り越えるものだ。
乗り越えられない壁なんてない。そう、思っていた。
しかし、世の中には「どうしても超えられない壁」というものも存在する。
それは、才能であったり、運であったり、「自分がどうこうするだけではどうしようも越えられない壁」というものがある。
しかし、そこに注目しても意味がない。
なぜなら、どうしようもないからだ。
だから、「自分ができる範囲」で行動する。
それでも、そのどうしようもない壁が見えてきたときに、どうとらえて、どう自分を納得させるか、ということが問題になることもある。
何を言っているか分からない人が大半だと思うが、とにかく、「自分ができることを、自分ができる精一杯の範囲で頑張る」のだ。
ただ、最近はよく思う。
今の自分に乗り越えたい壁がない。
と。
また、乗り越えるべき壁が、「これ乗り越えて、何の意味があるのだろう」と思ってしまったら、とたんにやる気が失せる。
何を言っているのか意味不明だと思うが、乗り越えるべき壁、を見つけることが人生において大事なのだと思う。
しかも、乗り越える意味、意義を見出せる壁、だ。
壁を見つけられず、ただ、漫然と生きている。
そんなのは嫌だ、と思いつつ、そうなってしまっているのではないか、と訳の分からない不安に襲われる。
このままでよいのか、この日常でよいのか、と。
小さな壁を見つけては、乗り越える、そういう日々を送れれば幸せだ。
「頑張れない」という人は、実は苦しんでいるかもしれない。
なぜなら、本当は頑張りたいのに、頑張れるようなやる気がでない、壁がみつからない、どうやって頑張ればよいかわからない、というのが実は一番辛いかもしれないからだ。
漫然と、このままぼーっと生きてていいのだろうか。
不安だ。