統計学こそ医学部生は勉強するべき
これは自分が医者になって一番後悔していることだが、
まさに統計学こそ、勉強すべきなのである。
なぜなら、症例報告以外の論文を書こうと思った時に
一番必要なのが統計学だからである。
有意差ってなに、この場合の解析方法はなに、これとあれを比べる時に必要な条件ってなに、etc.
統計学が全く分からないまま医者になって最初に躓いて、しかも
ちゃんと勉強しないと分からないポイントはここである。
ぶっちゃけそれ以外のことは何とかなる。
というのも、分からない場合は「上級医に聞く」ことができるからだ。
しかし、統計学は「そもそも自分がちゃんと理解していないと全く歯が立たない」のである。
そしてその次に勉強するべきことは「Excelの使い方」である。
集まったデータを、この統計の解析方法で解析するためには、どういうExcelの表にしないといけないのか、そして、そのためにはどういう操作が一番簡単で早いのか、というのが実は「簡単そうに見えて、全然わからないし、地道にやっていたら日が暮れる」のである。
というのも、なんとExcelにも「プログラミング」のような機能がついていて、それらは「マクロ」とか「VBA」とか呼ばれるが、それをマスターすると、大体のことは「一瞬で」できるようになるのだ。
これに気づいたのが、実は昨日だ!!!(笑)
ええええ!こんな機能があったんだ!!!!!と衝撃が強すぎたので、今回この記事を書いた。
しかも、自分の職場のパソコンに導入されていたから当然使えると思っていた「Excelの統計の機能」というのは、なんと1年間使用料22,000円もする「オプション」の機能であることも、昨日気づいた。
とほほ。
まさか、ここからきちんと「統計学」を勉強しなおして、「Excelの使い方」も勉強しなおすとは思ってもいなかった。
大体、上級医に聞いても忙しい先生たちは
「これをこういう風にするんだよ」
とか
「ここのデータを集めるんだよ」
とか本当に「ざっくりとしたこと」は教えてくれるが、
具体的な
「ExcelのマクロとかVBAを利用して、あれとあれのプログラムを組んだら一瞬でできるよ」
なんて教えてくれなかった!(笑)当たり前だけど。
なので、
これを読んでいる医学生のみんなは、学生の時間があるうちに「統計学」と「Excel」の使い方を学んでおくのがよい。