感情と、数字と。
人には感情がある。
だから、「行動経済学」と呼ばれる学問も生まれるのだ。
行動経済学とは、「人は、数字の損得だけで行動を変えることはなく、感情に惑わされる」という学問だ。
これで、ダニエル・カーネマンはノーベル経済学賞を受賞している。興味がある方は、是非行動経済学の本を読まれたい。
さて、話は変わるがなぜ僕がこの「感情と、数字と。」というテーマについて話そうと思ったか、それをまず話したい。
世の中全部金なのか。
結論から言おう。
世の中は、全部、金がすべて、ではない。とは言えない。
つまりは僕には「わからない」ということだ。
その理由は、「僕が金持ちではないから」だ。
この結論を言うにはお金がなさすぎる。
そして、この命題はお金がないときほど自分の人生を左右する大きな命題だと思う。
お金がすべてかどうかは、お金持ちにしかわからないのだ。
しかし、だ。
ダニエルカーネマンの「行動経済学」。
これは、「世の中は、お金で動くわけではない」ということを証明している。
だから、行動経済学的に言えば、「世の中は、お金がすべてではない」のである。
つまりどういうことか。
お金ですべての物事が動くとは限らない、というのがどうやらこの世の真理だ。
ただ、すべての物事がお金で動かない、というのは事実だが、「お金があれば動くこともある」というのも事実だ。
難しい世の中だ。
こうして僕は自分の人生を考えることになる。
お金を稼ぐことに全振りすべきか、否か。
お金を稼ぐことに全振りすべきか、否か。
今までの人生では、例えば美容外科に行ってめっちゃ稼ごうとか、そういう誘惑に負けそうになってきた。
しかし、負けそうになるたびに、美容外科に行って、結局二重しかできない医者になって、もしも自分の思った通りの額(その当時は生涯で稼ぐ金額を20億と設定していた)を稼げなかった場合、「これで俺の人生は良かったのか」と後悔しそうになるな、と思い、いったんは自分の「医者としての技量を身に着ける」という目的で、眼科医になった。
そして今、「まぁ、眼科医としては大体何でもできるな。外来はもちろん診れるし、白内障手術も結構うまくできる。何なら、硝子体手術も開業医レベルでできるものは大体できる。そして、ICLという自由診療もできる。うん、とりあえず医者としての能力は身に着けることができたな。」という僕の目的は達成されたのである。
となると、あとは「お金を稼ぐことに全振り」でいいのではないか?
という結論に至ったのである。
医局に属して、よくわかない大学の外来に無報酬で行く必要は?ない。
キャリアを上げるために、論文を書いたり学会で発表する必要は?ない。
もはや、論文書いたり、学会で発表するのは趣味でよい。(趣味としては全く成り立たないけどw)
つまり、ぼくが今の薄給の病院で働いているのは時間の無駄なのである。
早く、給料がとにかく高いところへ転職すべきなのだ。
しかし、だ。
ここからが、本題となる。
医局をやめるにしても、今までかかわってきた、お世話になった人達に迷惑をかけるわけにはいかない。
なので、いきなりやめることはできない。
となると、8月に自分の希望を書く希望調査票に医局辞めます、と書いて来年の3月まで今のところで働いて、やめる、というのが一番温和に医局を辞める方法なのだ。
ただ、8月に医局をやめる、と伝えてから、3月までの6か月がめちゃくちゃ気まずい。。。。。。
yダナー。。。。。。。というが本音だ。
自分の生涯を考えたら、数字上は、すぐにでもやめて早く年収を上げるべき。
しかし、感情を考えたら、8月にやめると伝えて、6か月は気まずい空気の中働かないといけない・・・・・・・・・・・・
そう、感情と、数字と。なのだ。
はーあ!!!!!めんどくせ!!!!!!
医局とか早く辞めてめっちゃ稼ぎたい!!!!!!!